≪目指すはオペラ座の舞台!情熱を胸にパリへと飛びだした少女の、夢に恋する物語≫
19世紀末、花の都パリではエッフェル塔が建設されている頃—。
フランス・ブルターニュ地方の施設で育ったフェリシーは、何よりも踊ることが大好きな11歳の女の子。フェリシーは、いつかパリ・オペラ座でエトワールとして踊るという大きな夢を持っていた。ある日、夢を叶えるため、幼馴染のヴィクターと二人で施設を抜け出して憧れのパリへやってくる。そこで見たのは、オペラ座の舞台で軽やかに踊るエトワールの姿だった。
偶然出会った、掃除係のオデットの仕事を手伝うようになったフェリシーは、なんとかバレエ学校に入り込むことに成功する。厳しいメラントゥ先生のクラスでトップになれば、オペラ座の舞台に立てると知ったフェリシーは気合いを入れるが、そう簡単にはいかない。そこで手を差し伸べてくれたのはオデットだった。彼女は昔、バレリーナだったのだ。そこから、猛特訓の日々がはじまる。舞台に立てるのは、たった一人だけ。果たしてフェリシーは、その一人に選ばれることができるのか—!?